こんにちは、松村です。
先日、マツコの知らない世界で銀座ランチ特集を見て、めちゃくちゃ銀座に行ってみたくなっています。
どうしても「銀座スケベニンゲン」で「フリッタータ」を食べてみたいのです。
ということで、なんとしても今年中に、銀座に行くぞ!w
さて本日は「不動産屋開業に失敗する人に見る7つの共通点」というテーマでお送りしたいと思います。
大きな夢を持って不動産屋として開業したのに失敗して、すぐにサラリーマン生活に逆戻りみたいなことは何としても避けたいですよね。
そのために実際に開業して失敗された方が抱えていた問題点から学ばせてもらおうということです。
今後、不動産屋として開業することを考えていらっしゃる方にとっては大いに学ぶべき点の多い記事になっていると思いますので、お時間が許すのであれば是非とも最後までご覧になって下さい。
それでは早速、行ってみましょう。
開業に失敗する人の7つの共通点
不動産屋開業に失敗する人に良く見受けられる共通点としては次のようなものがあります。
なお、各共通点については、やや、被っている部分があるかもしれませんが、わかりやすさと漏れなくお伝えするという点を重視して、すべて取り上げさせてもらっています。
その点、予めご了承ください。
1.集客に関する基礎知識がない
不動産屋を開業すれば、当然、自分で集客する必要があるわけですが、その前提となる基礎知識が全くない、もしくは、ほとんどないということです。
自社より強い競合うごめく市場環境下において集客のための基礎知識すらなくして、ビジネスを継続していくのに十分な集客など実現できるはずがありません。
集客ができなければ、収入が得られる可能性ももちろんない。
このようにしてあえなく撤退へと追い込まれてしまうということです。

当然のことながら、お客さんは勝手に湧いてくるものではありません。集客のための戦略を考え、その戦略に則って戦術を粘り強く行使し、はじめて獲得できるものです。そういった集客活動を効果的に実践するために必要となる基礎知識を開業前に必ず学ぶようにして下さい。
2.人脈が乏しい
ここにいう人脈とは不動産業界内における人脈ではなく、広く一般社会における人脈のことを言います。
一般社会における人脈が広ければ、その広さに応じて、お客さんの紹介を期待することができます。
逆に人脈が乏しければ、お客さんの紹介をほとんど期待することができません。
特に通常の方法による集客が難しい開業初期においては、紹介のお客さんがもたらしてくれる売上がビジネスを継続していく上で大きな意味を持ちます。
人脈が乏しい方は、その点の不利を自覚し、資金準備を潤沢にするなど、他の方法によって手当てすることをあらかじめ考えておかなければなりません。

お客さんの紹介についてはお願いして回る必要があります。決して勝手に発生するのを待つようなことはしないで下さいね。
3.コミュニケーション能力が低い
お客さんに成約してもらうためには、お客さんの要望を正確に把握し、その要望にあった提案をできる必要があります。
そのためには一定レベル以上のコミュニケーション能力が必要となるわけですが、そのコミュニケーション能力が不十分であれば、やはり不動産屋での開業に失敗する可能性が高くなるということです。
なお、コミュニケーション能力と言うと「話す能力」のことを意味していると思われる方が多いと思いますが、ここではどちらかと言うとお客さんの話を「聞く能力」のことの方を強く意味しています。
お客さんの要望の把握はお客さんの話を聞くことによってしか、することができないからです。
「聞く能力」が高ければ、口下手であろうと全く問題なく成約はとれますので、その点、決して誤解されませんように。

聞く能力を高める方法はとても簡単です。お客さんがご自身の要望について詳しく話して下さるよう、質問のバリエーションを増やせばいいのです。たったこれだけのことで面白いように成約率が改善されますので、是非とも実践してみて下さいね。
4.的外れなことばかりをやっている
不動産屋として成功する上で、あまり意味のないような的外れなことばかりに貴重な時間と労力を費やしているということです。
たとえば
- 不動産屋同士の付き合い
- 商工会等の活動
- SNS等への書き込み
- 利用する予定のない資格取得のための勉強
みたいなことですね。
もちろん、こういったことが実際にお客さんの獲得につながっている、もしくは、つながる見込みがあるのであれば、やるなとは言いません。
ただし、その場合にも常に「もっと直接的に効果的にビジネスにプラスになるような行動は他にないか?」と問い続ける姿勢を持つ必要があると思います。

小さな不動産屋にとって時間と労力こそが最も貴重な経営資源です。その最も貴重な経営資源を間違った使い方をしているようでは、成功なんてできるはずがありませんよね。肝に銘じて下さい。
5.行動力がない
行動力がない人というのもやはり開業してもうまくいく可能性は低いですね。
ビジネスにプラスの影響をもたらしてくれる可能性のあることを試してみるべく、行動しないかぎり、どんな成果も得られることはないからです。
まあ、当たり前の話ですよね。
たぶん行動力がない人というのは失敗することを恐れすぎているんだと思います。
でもね、失敗なんて致命的なものでない限り、いくらしてもいいんですよ。
失敗する回数に比例して成功する回数も増えていくのですから。
行動しないということが、失敗を避けることになるという側面より、むしろ、成功するチャンスを失うことになるという側面にこそ目を向けて下さい。
そうすれば、行動することより、行動しないことの方がよっぽど怖いという事実に気づくことができるはずですから。
6.資金的な準備が不十分
これは、まあ、言わずもがなかと思います。
紹介などを除けば不動産屋として開業してすぐに集客できる可能性は決して高くありません。
集客に関する事前準備をしっかり行っていたとしても最初の売上が立つのが開業から半年後などということも十分、ありえます。
にもかかわらず、その間、しのげるだけの資金的な準備ができていなかったとしたら、開業が失敗に終わってしまうのは当然のことですよね。
最低でも開業してから半年間、理想を言えば開業してから1年間、全く売上が立たなかったとしても、持ちこたえられるだけの資金的な準備をしておかれることをおすすめします。

最低でも半年分の資金的な準備が必要なのか。しっかりと貯金しておかないとダメだね。
7.パソコン音痴である
今は契約書を作るにしてもチラシ等の集客ツールを作るにしてもすべてパソコンを使用します。
そのためパソコン音痴の方はかなりに不利になると思います。
パソコン操作が堪能でチラシ1枚作るぐらいなら30分もあれば十分という人とパソコン音痴でチラシ1枚作るのに丸一日、かかってしまう人を比べた場合、どちらの方が不動産屋としての成功に近いかなんて考えるまでもないですよね。
パソコンが登場する前は人の仕事の効率が10倍も20倍も異なるということは、まず、ありませんでした。
しかしパソコンが登場してから後は、その操作に堪能か否かで仕事の効率が10倍も20倍も異なるということが普通にありうることになっています。
パソコン音痴であることは現代において不動産屋に限らずビジネスでの成功を目指す上で深刻な足かせとなることは疑いようのない事実です。
その深刻な足かせを外すべく、できるかぎりパソコンを自由自在に操れるようになるよう努力して下さい。

自分はパソコン音痴であるという自覚のある方は注意が必要です。大げさな話でなく、その一事をもって開業に失敗してしまう可能性もありますので。インターネット検索をするのがやっとというレベルならパソコンスクールに通うことも検討した方がいいと思います。
番外編:自分の実力を過信している
これは不動産屋での実務経験がある方に関する話ですね。
不動産屋で実務経験を積まれた後、開業される方というのは、概ね、自分の「営業力」に自信があり、自分で不動産屋を開業すれば今まで以上に稼げると思っています。
※私自身は営業力というのは、3.で取り上げたコミュニケーション能力、すなわち、聞くことを中心とする相手の要望等を把握する能力のことだと考えていますが、不動産屋の営業の場合、相手の話を聞くことより、自分が話すことによって成約を勝ち取るタイプの営業マンが多いので、コミュニケーション能力とは別物であることを明確にする意味で「営業力」という言葉を使っています。
ところが実際にはそうならないことが多いんですね。
なぜか?
目の前にお客さんを連れてくる能力、すなわち、集客力と、目の前にいるお客さんを成約する能力、すなわち、営業力は全く別物であり、彼らにあるのは「営業力」だけだからです。
「営業力」が意味をなすのは目の前に既にお客さんがいればこそ。
そう、自慢の「営業力」も「集客力」がなければ、その威力を発揮しようがないのです。
ということで実はこの「自分の実力を過信している」というのは実質的には1.の「集客に関する基礎知識がない」とほぼ同義になります。
ただ、不動産屋での実務経験がある方はチラシの作り方や物件情報サイトへの物件登録の仕方を知っているとかいうレベルのことを持って、自分には集客に関する基礎知識があるものと信じていることが多く、その誤解をしっかりと解くためにも、あえて別項目として取り上げることにしました。
営業力があるのは、もちろん、素晴らしいことではありますが、それだけで不動産屋としての成功が約束されるわけではありません。
不動産屋としての成功を望むのなら集客に関する基礎知識をしっかりと身に着ける必要があるのです。
この点、しっかりと肝に銘じて下さいね。
開業に失敗する危険ライン
ここまで開業に失敗する人の共通点を紹介してきたわけですが、それではこれら7つの共通点(番外編は1.に含めるものとする)の一体、いくつぐらいにあてはまると、不動産屋として開業しても失敗する可能性が高くなってしまうのでしょうか。
私の考えでは大体、4つの共通点に該当すると不動産屋での開業に失敗する可能性が高くなると思います。
「え、じゃあ、逆に言うと3つまでなら、なんとかなるの?」という声が聞こえてきそうですが、私が知る限り、まあ、なんとかなっていることが多いように思います。
そういう方も儲かっているとまでは言えないまでも、とりあえず食べてはいけてるようなので。
これは不動産屋が他の業種に比べて顧客単価と利益率がズバ抜けて高いことが影響しているんだと思います。
なんといっても不動産屋はたとえば飲食店なら何千人ものお客さんがいないと得られないような売上をたった一人のお客さんからでも十分、得られる可能性のあるビジネスですからね。
要するに成功するためのハードルがかなり低いということです。
まあ、それでも開業に失敗する人は少なからずいるわけなので油断は禁物ですが。
あと7つの共通点のうち、5つ以上に該当するという人は基本的にすぐに開業することは避けて下さい。
私が知っている方の中に、2人ほど、そういう人がいらっしゃいましたが、どちらもキッチリ失敗されてます。
(余談ですが、どちらの方もバリバリの実務経験者です。実務経験の有無は不動産屋での開業成功にやはり、あまり関係ないのだなあと感じさせられた出来事でした。)
たとえば集客に関する基礎知識がないとか、パソコン音痴であるなどという問題は努力次第で半年もあれば解消できるはずです。
まずは、そういった努力をして、ご自身が抱える問題点を一つでも多く減らした上で開業に踏み切って下さい。

あせって失敗しないこと!開業の時期が半年ぐらい遅れたところで、どうってことありませんので。
まとめ
- 不動産屋開業に失敗する人の共通点は以下のとおり。
・集客に関する基礎知識がない
・人脈が乏しい
・コミュニケーション能力が低い
・的外れなことばかりをやっている
・行動力がない
・資金的な準備が不十分
・パソコン音痴である
・自分の実力を過信している - 上記、不動産屋開業に失敗する人の共通点、7つのうち、4つ以上該当する人は失敗する可能性がかなり高くなる。
- 失敗する人の共通点7つのうち、5つ以上に該当する人はすぐに開業すべきではない。
該当する共通点を一つでも多く減らす努力をした上で開業に踏み切るべきである。
実は不動産屋開業に失敗する人には、上に挙げた意外に、もう一つ重要な共通点があります。
それはずばり「自分を客観視することができない」ということですね。
ということは・・・ はい、そのとおりです。
そもそも不動産屋開業に失敗する可能性が高い人は、自分が不動産屋開業に失敗する人の共通点に該当するのか、どうかを正しくジャッジできない可能性が高いのです。
ということで、自分が不動産屋開業に失敗する人の共通点に該当するのか、どうかのジャッジは、周りの人にしてもらうことをおすすめします。
そうしないと絶対に開業するべきでない状態のままで開業し、失敗すべくして失敗するという悲惨な結果になってしまいかねませんので。
以上、今回は「不動産屋開業に失敗する人に見る7つの共通点」というテーマでお送り致しました。