こんにちは松村です。

なんか最近ワンピースの展開がやたらと早い気がしますが尾田先生、本気で終わらせにきているんでしょうか。

結末は知りたいけど終わって欲しくはない。

なかなかに複雑な心持ちです。(笑)

さて本日は「不動産屋で働いててわかった7つのこと」というテーマでお送りしたいと思います。

以前から当方のメルマガの読者さんなどから「不動産屋として独立開業するために、どこかの不動産屋で働いてみたいけど、結構、大変なイメージがあるんですよね。実際のところどうなんでしょうか?」といった感じのご質問をお受けすることがちょくちょくあったんですね。

で、おそらく他にも同じような疑問をお持ちの方が、いらっしゃることだろうと思い、今回、こちらのサイトでもテーマとして取り上げてみることにしたわけです。

将来的に不動産屋として独立することを目指す目指さないにかかわらず、これから不動産屋で働くことを検討している方にとっては、なかなか興味深い内容になっていると思いますので、お時間の許す方は是非とも最後までご覧になって下さい。

それでは早速、行ってみましょう。

不動産屋で働いててわかったこと

私が過去に不動産屋で働いててわかったこととしては以下のようなことがあります。

①実力主義である

不動産屋は非常にわかりやすく実力主義です。

人間性がどうとか社内での協調性がどうとか関係なく売上さえあげていれば大事にしてもらえるし、給料も高くなります。

逆に、どれだけ真面目に仕事をしていようと売上があがっていないとぞんざいに扱われるし給料も低くなりますので、その点については覚悟が必要です。

それこそ、歩合給の割合が高い不動産屋の場合、生活もままならないくらいの給料しか出ないことも十分、ありえます。

そのため売上をあげられない営業は入社してから数か月程度でドロップアウトしていくことも非常に多いです。

②拘束時間は長いが体力的なきつさはない

拘束時間は結構、長い部類だと思います。

平日だとお客さんとお会いできるのが、どうしても夜だけになってしまうので、この点については、ある程度、仕方のないことなのかもしれません。

ただし、その代わりといってはなんですが、昼間の時間帯の行動については割と自由です。

「物確(物件確認の略)に行ってきま~す」などといって、外に出てしまえば車の中などで、いくらでも昼寝できますしね。

そのため少なくとも私自身は体力的にきついと感じたことが一度もないです。

③昔、ヤンチャだった人が多い

これは、まあ、みなさんイメージされるとおりだと思うのですが、昔、大変なヤンチャだったという人が多いです。

元ヤンとか、暴走族上がりとかいった感じの人たちですね。

不動産屋の仕事は、稼げそうなイメージが強いので、そういう人が集まりやすいのかもしれません。

ただ、昔、大変なヤンチャだったといっても、今は大抵、すっかり落ち着いていますので、そんなに怖い思いをすることは、ないんじゃないでしょうか。

実際、私自身も20年以上にもわたる不動産屋人生の中で、すごまれたりといった怖い思いをしたことは1回か2回ぐらいしかありません。

ですので、ヤンチャ系の方がどちらかというと苦手という方も、あまり心配される必要はないと思います。

④勉強が苦手な人が多い

これは③とも密接にリンクしている話だと思いますが、びっくりするくらいに勉強を苦手にされている方が多いです。

私が知っている人の中には中学生レベルの漢字が読めないとか、九九があやしいとかいう方が結構、いましたから。

まあ、そういうこともあって不動産屋の営業マンの宅建士試験合格率は非常に低い状況にあるのだと思います。

ただ勉強が苦手ということと頭が悪いということはイコールではなくて、むしろお金が絡むようなことについては「よくそんなことを思いつくな」と驚かされるぐらいに頭の回転が速い人が多かったりします

だから、より正確には勉強が苦手な人が多いというより「勉強が嫌いでやってこなかった人が多い」という言い方をするべきなのかもしれません。

⑤高度な知識が要求されるわけではない

少なくとも町の不動産屋さんレベルでやるような仕事に関しては、そんなに高度な知識が要求されるわけではありません

賃貸の仲介であれば3回程度、売買の仲介でも5回程度も取引経験を積めば実務に関する大まかな知識は把握できるのではないでしょうか。

(宅建士の資格を持っていない方だと、もう少しは余分に取引経験を積む必要があるかもしれません。)

これは不動産屋の営業マンはあくまで不動産取引サポートのプロであって、必要とされる知識が主に取引に関することに限定されるためです。

(ちなみに不動産のプロは不動産鑑定士、建物のプロは建築士ということになります。)

そういう意味では営業マンとして一人前になるのに、そんなに長い期間はかからないものと考えます。

⑥お客さんの利益より会社の利益を優先するような風潮がある

私、個人としては不動産屋の業界は他の業界に比べてお客さんの利益より会社の利益を優先するような風潮が強いように感じます。

不動産屋だってサービス業の一つなので、本来は顧客満足というものをもっと重んじるべきだと思うんですけどね。

もちろん表面上の対応は丁寧なんですよ。

ちょっと、立ち寄ったりしただけでお茶なんかも出してくれたりしますしね。

でも、肝心の取引の部分で、決してお客さんのためにはならない提案や行動をしたりすることが多いように思います。

それも、お客さんのためにならないことを十分、承知していながらです。

だから、正義感が強い方は、働いていて結構、ストレスを感じることが多いかもしれません。

⑦暇そうな不動産屋でも普通に食べていけてる。

不動産屋の業界がある程度、長くなってくると知り合いの不動産屋の社長も徐々に増えてくると思うのですが、そういった社長の中にはいつも暇そうにしている方が結構、います

いつ行っても来客はなく、テレビを見たり、ネットサーフィンをしたりして時間をつぶしているのです。

でも別に経済的に困っている様子はなく、結構、いい車に乗っていたりします。

では、なぜ、そんなことが可能になるのかと言うと不動産屋は他のビジネスに比べて顧客単価と利益率が異常といっていいくらい高いからですね。

飲食店さんなんかが5000人ぐらいのお客さんに対応してやっと得られるくらいの利益を不動産屋は、それこそ一人のお客さんから得られることもあります。

5000人vs1人

そりゃ、いくら暇そうでも普通に食べていくことぐらいはできそうですよね。

 

以上の7つが私が不動産屋で働いててわかったことになります。

まあ、あくまで私、個人が感じたことにはなりますが、不動産屋で働いたことがある方なら、大抵の方が「たしかにそうだよね」と同意して下さるんじゃないでしょうか。

これから不動産屋として働くことを検討されている方は、是非、判断材料として参考にして下さい。

不動産屋への就職や勤務に関してよくお受けする質問

ここでは不動産屋での勤務に関してよくお受けする質問と当方からの回答を紹介致します。

Q.女性でも大丈夫ですか?

A.全く問題ないと思います。

というか営業という仕事の性質上、女性の方が有利なぐらいかもしれません。

女性の方が普段の物言いは柔らかい上に、言うべきことはズバッと言いやすかったりしますので。

ただし、セクハラ体質の不動産屋もまだまだ多いようですので、入社先を選ぶ際には女性従業員の割合などを踏まえて慎重に検討する必要があるかと思います。

Q.業界経験・営業経験ともにないのですが就職できるでしょうか?

A.30代ぐらいまでの方なら特に問題ないと思います。

40代以上の方でも宅建士資格があれば採用される可能性は十分、あると思いますので臆せずチャレンジしてみて下さい。

Q.給与体系はどうなっていますか?

会社によって異なりますが、固定給+売上に応じた歩合給となっているところが多いと思います。

歩合給の割合が高い場合、売上がない月には、ほとんど給料がないという状況になってしまいますので、ご自身の能力やご家族の状況等を踏まえ、慎重に勤務先を選んで頂きたいと思います。

Q.不動産屋での勤務経験がなくても不動産屋として独立してやっていけるでしょうか?

やっていけないことはないと思います。

実際、当方のクライアントの中にも不動産屋での勤務経験なしで独立して立派にやっていらっしゃる方が何人もいらっしゃいますので。

不動産屋としてやっていけるかどうかを分けるのは、実務経験の有無より、断然、集客力の有無です。

集客力があれば、どうにでもなりますので、実務経験がないとことは、あまり気にされませんように

(実務知識がなくてもよいと申し上げているわけではありません。本等を通じて最低限の実務知識は必ず身に着けるようにして下さい。)

まとめ

  1. 不動産屋で働いててわかったことは以下の7つ。
    実力主義である
    ②拘束時間は長いが体力的なきつさはない
    ③昔、ヤンチャだった人が多い
    ④勉強が苦手な人が多い
    高度な知識が要求されるわけではない
    ⑥お客さんの利益より会社の利益を優先するような風潮がある
    ⑦暇そうな不動産屋でも普通に食べていけてる印象がある。
  2. 不動産屋は女性でも全く問題なく活躍できる職場である。
  3. 30代くらいまでなら業界経験・営業経験ともになくても就職できる
    40代以上でも宅建士資格があれば就職できる可能性は高い。
  4. 不動産屋の給与体系は固定給+売上に応じた歩合給となっているところが多い。
  5. 不動産屋での勤務経験がなくても不動産屋として独立してやっていくことはできる。
    問題になるのは実務経験の有無より集客力の有無

なお、不動産屋での勤務に関する実態等について疑問がありましたら下記のフォームよりお気軽にご質問下さい。

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この記事に追記する形で回答させて頂きます。

以上、今回は「不動産屋で働いててわかった7つのこと」というテーマでお送り致しました。