こんにちは、松村です。

今さらなのですが、バレーボール漫画、ハイキュー!!にはまっています。

私自身はバレーボールは体育の授業ぐらいでしか、やったことがなく、全く興味なかったのですが、息子に強く勧められて読み始めたところ、どっぷり、はまってしまったという感じです。

熱い話が好きな方、スポーツ漫画好きの方であれば、きっと気に入っていただけると思いますので、機会があれば是非ともお読みになって下さい。

さて、本日は「不動産業界未経験の方が40代から不動産屋として開業し成功できるのか」ということについて私なりの考えをお伝えしたいと思います。

実はつい先日、スポットコンサルの中で上記の内容のままのご質問をお受けしたんですよね。

そこで、同じような疑問をお持ちの方が他にもいらっしゃるのではないかと思い、当サイトでもあらためて、このテーマについて取り上げてみようと考えたわけです。

40代に限らず、ある程度の年齢から業界未経験で不動産屋として開業することを検討されている方には、多少なりとも参考になる部分があるかと思いますので、興味のある方、お時間の許す方は是非とも最後までお付き合い下さい。

それでは早速、行ってみましょう。

業界未経験でも開業できるのか?

まずは不動産業界未経験でもいきなり開業することができるのかという点についてです。

この点については以前、このサイトでも書かせてもらったとおり、特に問題なく独立開業できるものと考えます。

不動産屋さんの実務は世間一般で考えられているほど難しいものではないからです。

不動産屋さんとして開業することを検討されているということは、おそらく宅建士の資格はお持ちなわけですよね。

宅建士の資格を取得できるだけの不動産関連の法律知識があるのであれば、あとは、そこに取引の流れや重要事項説明書作成のための調査のやり方などの実務的な知識を少し足していけば、特に問題なく不動産屋としてやっていくことができるはずです。

また、今はインターネット全盛の時代。

不動産屋さんが取引をサポートするために必要となる実務的な知識にしたってインターネットを上手に使って調べれば、ほとんどわかります。

だから、あまり心配し過ぎず、思い切って独立開業に踏み切って下さい。

40代での開業はどうなのか?

次に40代で不動産屋を開業するという点についてです。

上で紹介したご相談者は40代後半の方だったのですが「この年齢から開業するのって遅すぎませんか?」といった趣旨でのご質問だったんですね。

結論から言いますと、全く遅すぎることはないと思います。

不動産屋さんの仕事は、そんなに体力的にきつい仕事でもないので健康でさえあれば、それこそ、70代、80代になっても十分、できる仕事だからです。

それこそ、生涯現役みたいなことも、そんなに無理することなく目指せるのではないでしょうか。

また、お客さんの中には不動産のような大きな買い物をする際には、人生経験豊富なある程度の年齢の方のサポートを受けたいと感じる方も少なからず、いらっしゃいます。

その意味では40代という年齢は不動産屋として開業する上で、強みにこそなっても、弱みになるようなことは、まず、ないと考えます。

ですので40代どころか、50代、60代の方であっても、決して臆することなく、不動産屋として開業することを前向きに検討して頂きたいと思います。

業界未経験40代で開業し成功するためのポイント

業界未経験40代で開業する方が不動産屋として、より確実に成功するために押さえておくべきポイントとしては以下のようなものがあります。

1.人脈をフル活用する

既に40代になっていらっしゃるということは、これまでの社会経験の中で少なからず人脈を築いてきていらっしゃるはずです。

その人脈を不動産屋としてのビジネスにもしっかりと活かしていきましょう。

具体的には、これまでの人生の中で知り合った友人・知人に不動産屋が提供するサービスを必要とするお客さんの紹介をお願いして回って下さい

紹介のお客さんは成約率が高いうえに成約までの期間が短い傾向にある非常にありがたいお客さんです。

特に通常の集客活動が十分な成果を上げにくい、開業当初においては、紹介のお客さんが重要な収入源となりますので、一人でも多くのお客さんを紹介してもらえるよう、紹介してくれる可能性のありそうな人には片っ端からあいさつして回られることを強くおすすめします

友人・知人にお客さんの紹介をお願いして回るなんて格好悪いとか、嫌な顔をされそうで気が引けるとか感じる方がいらっしゃるかもしれませんが、そんなことを気にしているようでは自分でビジネスをやっていくことなど、できません。

不動産屋として開業すること決意した以上、まずはそういう成功するのに役に立たない感情を捨てるようにして下さい。

2.集客に力点を置く

業界未経験で開業された方は自分に経験がないことを気にしすぎて実務知識のインプットばかりに力が入る傾向があります。

しかし、不動産屋として成功することを目指すなら、実務知識をインプットすることなんかより、集客にこそ力を入れるようにして下さい。

実務知識がなくても売上が立つ可能性はありますが、集客できなければ売上が立つ可能性はゼロ%だからです。

そもそも頑張って実務知識をインプットしたところで、集客できなければその実務知識を活かす機会もありません。

不動産屋に限らず、あらゆるビジネスにおいて集客こそが最も重要な要素なのです。

だから、開業する前も開業した後も集客にこそ最も多くの時間と労力と資金を注ぐようにして下さい

ここを外すと不動産屋として成功することが非常に難しくなります。

しっかりと肝に銘じて下さいね。

3.躊躇せずに質問する

不動産屋の仕事をはじめてから以降、他の不動産屋さんの営業マンとのやり取りの中でわからないことが出てきたら、躊躇することなく、その営業マンに質問するようにして下さい。

上司も先輩もいない状態で業務をこなしている以上、わからないことがあったら相手方となる(売買契約等を共同仲介する)不動産屋の営業マンに聞くしかありませんので。

相手も取引がスムーズに進まなかったら困りますので、ちゃんとわかるように答えてくれるはずです。

40代になってから不動産の業界に入ると、どうしても自分より若い営業マンが多くなるため、わからないことがあっても質問しにくいかもしれません。

前職などでそれなりの地位やキャリアを築いてきた人については、プライドが邪魔することもあるでしょうし。

しかし、だからといってわからないことを、わかっているかのような顔をして質問しないでいると、いつまでたってもわからないままだし、最悪、お客さんに迷惑をかけることにもなりかねません。

プライドを守るがためにお客さんに迷惑をかけて不動産屋としてやっていく上で最も重要であるはずの信頼を失うことになるなんて、それこそ、愚の骨頂ですよね。

だから、業界未経験で不動産屋を開業するという道を選ぶ以上、少なくとも不動産屋として仕事に取り組む場面では、過去のプライドを封印し、わからないことについては素直に教えを乞うことができる謙虚さを持って下さい

大丈夫、それこそ5回も取引の経験を積めば、ほぼ、質問をする必要もなくなりますので。

5回の取引経験を積むまでの間、辛抱して下さい。

4.経済的な備えを十分に行う

不動産屋として開業する際には、ある程度の期間は、売上が全く上がらなかったとしても、ビジネスを続けていけるだけの経済的な備えをしておく必要があります。

どれほど集客について周到に事前準備を行ったとしても、開業した当初からいきなり安定的に売上を上げ続けることができる保証はどこにもないからです。

そして、この経済的な備えは、40代あたりでお子さんのいらっしゃる方については、特に手厚くやっておく必要があるものと考えます。

一般的に40代から50代前半にかけての年代はお子さんの教育費のピークに当たるからです。

自分の夢を叶えるべく、不動産屋として開業することを選んだがために子供の夢を叶えてあげることができなくなる。

親として、これほど辛いことはないですよね。

そんなことにならないためにも、どれほど順調に集客できる自信があったとしても、経済的な備えを十分に行っておかれることを強くおすすめします

まとめ

  1. 業界未経験でも特に問題なく、不動産屋として独立開業することはできる
    不動産屋の実務は世間一般で考えられているほど、難しいものではないからである。
  2. 40代という年齢は不動産屋として開業する年齢としては決して遅くはない
    不動産屋のビジネスは体力的にきついわけでもないので、その気があれば、生涯現役を貫くてことだってできるからである。
  3. 業界未経験40代で不動産屋として開業し成功するための主なポイントは以下の3つ。
    ・これまで培ってきた人脈をフルに使って、積極的にお客さんの紹介をお願いして回る。
    集客にこそ最も多くの時間と労力と資金を注ぐことを強く意識する。
    ・プライドを封印し、わからないことがあれば自分より若い人にだって躊躇なく教えを乞うことを心掛ける。
    ・40代がちょうど、お子さんの教育費のピークに当たることを考慮し、十分に経済的な備えを行う

不動産屋に限らず、どんなビジネスで独立開業する場合であっても不安というのは尽きないものだと思います。

「業界未経験だし40代だし無理かなあ。」

こういう風に考えてしまう気持ちも十分に理解できます。

私自身もどちらかと言うとネガティブに物事を考えてしまう方ですから。

しかし、こんな風に考えることだってできるわけですよね。

業界未経験だからこそ出てくるビジネス上の発想があるはずだし、40代だからこそできるビジネス上のアピール方法がある。

そう、一見、不利に見える条件だって、見方を変えれば有利な側面も必ず、あるはずなのです。

だから不動産屋として開業することについて慎重に検討するのは良いとしても、あまり悲観的に考えるのはやめましょう。

必要以上に悲観的に考えて、せっかく興味を持ったビジネスにチャレンジすることをあきらめるのは、あまりにもったいないことですので。

十分に考え、十分に備え、チャレンジする。

そうすれば業界未経験だろうと40代だろうと不動産屋として成功することは、そんなに難しいことではないはずです。

そもそも不動産屋は顧客単価、利益率ともに抜群に高く、非常に成功しやすいビジネスですからね。

是非ともあまり難しく考えすぎず、前向きに検討してみて下さい。

以上、今回は「不動産業界未経験、40代から不動産屋を開業し、成功することはできるのか」ということについての私の考えをお伝え致しました。