不動産屋の仕事って、ただ家を売ったり借りてもらったりするだけじゃないんです。
実は、いろんな方法でお金を稼ぐ仕組みがあるんです。
今回は、不動産屋がどうやってお金を稼いでいるのか、その秘密を小学生でもわかるように解説します。
これを知っていると、将来お金をたくさん稼ぐ方法が見えてくるかもしれません！
不動産屋の主な収入源はこれだ！
それでは以下、不動産屋の主な収入源を紹介していきます。
いずれもオーソドックスな収入獲得法となっていますので是非とも知っておいて下さい。
それでは早速、行ってみましょう。
仲介手数料で稼ぐ
まずは「仲介手数料」から。
不動産屋さんは、家を売りたい人と買いたい人をつなげる役目をしています。
この仕事をすることで、不動産屋さんは「仲介手数料」というお金をもらうことができます。
たとえば、1000万円の家を売るとします。
このとき、法律では仲介手数料を最大で家の値段の3%＋6万円まで取ることができます。
つまり、1000万円の家を売ると30万円＋6万円＝36万円が不動産屋さんの収入になるわけです。
この手数料は、家を買った人や売った人からもらいます。
これが、売買仲介手数料の仕組みです。
賃貸の仲介でも同じように、部屋を借りるときに家賃の1ヶ月分が仲介手数料として不動産屋さんの収入になります。だから、不動産屋さんにとって仲介手数料はとても大事な収入源なのです。
※居住用物件の賃貸仲介の場合、借主さんから受け取ることができる仲介手数料は原則として半月分が上限となることに注意してください。
売主さん等から仲介（媒介）ではなく代理という形で依頼を受けることもあります。代理の場合の手数料の上限金額は仲介手数料の2倍となりますが、取引を通じて仲介手数料の2倍が上限金額になる点に注意して下さい。つまり、売主さんから仲介手数料の2倍の手数料をもらうと、たとえ買主さんについて媒介をしていたとしても買主さんからは1円の手数料も受け取ることができないということです。
広告料で稼ぐ
広告料（ADもしくはバックとも）とは賃貸仲介の際に仲介手数料とは別に貸主さんから支払われる手数料のことを言います。法律によって明確に認められている手数料ではありませんが昔から慣習的に支払われています。
一般的に仲介手数料よりも金額が大きく特に賃貸仲介をビジネスの中心としている不動産屋にとっては最大の収入源となっています。
お客さんに紹介する物件を決定する際には物件の良し悪し以上に重要な基準とされることもしばしばです。
広告料が2ヶ月分、3ヶ月分になることもザラにあります。仲介手数料が半月分であることを考えれば非常に大きな収入ですよね。
賃貸管理で安定収入を確保
次は「賃貸管理」ついてです。
賃貸管理とは、不動産屋さんが大家さんに代わってアパートやマンションを管理することです。大家さんは物件を持っていても、自分で管理するのが難しい場合があります。
そんなとき、不動産屋さんにお願いすることがあるんです。
たとえば、ある大家さんが10部屋あるアパートを持っているとします。
このアパートの管理を不動産屋さんに頼むと、毎月の家賃収入の3%～5%が不動産屋さんの収入になります。
もし家賃が1部屋5万円だったら、10部屋で毎月50万円の家賃収入です。このうちの5%なら2万5000円が毎月不動産屋さんの収入になります。
賃貸管理の仕事は、一度契約すると毎月安定した収入が入ってくるので、不動産屋さんにとってとても大事な収入源になります。
特に賃貸仲介をビジネスのメインに据えられている場合には賃貸管理にも合わせて取り組みたいところです。なお、賃貸管理をしている場合、入居者が退去した後のリフォームも任せてもらえる場合がありますが、
収益物件運用で高収益を実現
次に「収益物件運用」についてです。これは、不動産屋さんが自分で建物を買って、それを運用することでお金を稼ぐ方法です。たとえば、不動産屋さんがマンションを買って、その部屋を貸し出すと、家賃はすべて不動産屋さんのものになります。
たとえば、10部屋あるマンションを買って、それぞれの部屋を月10万円で貸すとします。そうすると、毎月100万円の家賃収入が入ってきます。この収入は、他の仕事と違って毎月安定しているので、とても重要な収入源です。
もちろん、収益物件を持つためには大きなお金が必要ですが、一度持ってしまえば、長期的に安定した収入を得ることができるので、不動産屋さんにとってはとても魅力的な方法です。
それに不動産屋は仕事の関係上、高収益を生み出しうるようなお宝物件に出会えるチャンスも多いですしね。
ある程度ビジネスが軌道に乗ってきたら是非とも取り入れていただきたい方法です。
収益物件の購入代金の半分程度を自己資金で用意することができれば、残りの半分程度は金融機関から融資を受けることも十分可能かと思います。ある程度の取引実績が積めたら、メインバンク等に是非とも相談してみてください。
買取再販で大きな利益を得る
「買取再販」という方法もあります。これは、不動産屋さんが古い家や土地を安く買って、自分で修理やリフォームをして、より高い値段で売るという方法です。ちょっと手を加えるだけで、買ったときよりも高く売ることができるので、大きな利益を得ることができます。
たとえば、2000万円で古い家を買ったとします。その家をリフォームして、3000万円で売ることができたら、1000万円の利益が出ます。もちろん、リフォーム費用や売るための費用もかかりますが、それでも大きな利益が期待できます。
この方法は、うまくいけば一度に大きなお金を稼ぐことができますが、リスクもあります。思ったように高く売れないこともあるので、不動産屋さんは経験と知識が必要です。
売主さんが売却を急がれている時などは安く不動産を買い取ることができるチャンスです！うまくすれば一発で何百万円もの収入を獲得できることもありますので機会があれば是非とも取り組んでみてください。なおこの際の資金についても金融機関から融資を受けられる可能性があります。
保険代理業務で追加収入を確保
最後に「保険代理業務」という仕事についてお話しします。不動産屋さんは、家を買ったり借りたりする人に対して、火災保険や地震保険などの保険を紹介することがあります。これも、不動産屋さんの収入源の一つです。
たとえば、家を買うときに火災保険に入るとします。このとき、不動産屋さんが保険会社を紹介して、その保険に入ってもらうと、不動産屋さんには手数料が入ります。手数料の金額は契約内容によって異なりますが、一度に数万円から数十万円の収入になることもあります。
保険代理業務は、家の購入や賃貸契約と一緒に行われることが多く、追加の収入源として不動産屋さんにとって重要な役割を果たします。
収入源を多様化する
不動産屋さんが成功するためには、一つの収入源に頼らず、さまざまな方法でお金を稼ぐことが大切です。これを「収入源を多様化する」といいます。たとえば、仲介手数料だけでなく、賃貸管理や買取再販、自社物件の運用、保険代理業務など、いろいろな仕事を組み合わせることで、安定した収入を得ることができます。
たとえば、ある不動産屋さんが仲介手数料だけでなく、賃貸管理も行い、自社でアパートも持っていたとします。これなら、一つの仕事がうまくいかなくても、他の仕事で収入を得ることができるので、経営が安定します。
収入源を多様化することは、どんな仕事でも大切なことです。だから、不動産屋さんもいろいろな仕事をして収入を安定させているんですね。
ただし御社にとってのメインの事業が何であるかを決して見失わないように。集客の間口を広げすぎるとお客さんの目に何でも屋さんに映って、集客が難しくなってしまうこともあります。集客の間口は絞りつつも、取り込んだお客さんについてはワンストップで様々な提案を行えるようにすることが大切です。
まとめ：不動産屋で成功するための収益モデル
最後に、これまで紹介してきた不動産屋の収益モデルをまとめます。成功する不動産屋は、仲介手数料や賃貸管理、自社物件運用、買取再販、投資物件紹介、保険代理業務など、さまざまな収入源を持っています。そして、それらの収入源をうまく組み合わせて安定した収入を得ています。
たとえば、仲介手数料で大きな収益を上げつつ、賃貸管理で毎月安定した収入を確保する。そして、自社物件を持つことで、長期的な家賃収入も得ることができます。さらに、買取再販や投資物件紹介で高額な手数料を狙い、保険代理業務で追加の収入を得る。このように、多くの収入源を持つことで、どんな経済状況でも安定して稼ぐことができるのです。
また、常に市場の動向をチェックし、それに合わせた戦略を立てることも重要です。市場の変化に対応できる不動産屋は、収益を最大化することができます。そして、これらの戦略を駆使することで、不動産屋は成功を収め、安定した収益を確保することができるのです。
これから不動産屋で独立することを検討されているあなたは、これらの収益モデルを理解し、どのようにして収益を上げていくのかを考えることが大切です。成功するための第一歩は、収入源を多様化し、市場動向に対応した戦略を持つことです。それを実践すれば、不動産業界での成功が見えてくるでしょう。
以上、今回は「不動産屋の収入源を徹底攻略！年収アップに直結する成功法則を公開」というテーマでお送りしました。
一般論として不動産屋のビジネスは顧客単価が高い分、稼ぎやすいビジネスです。ただし収益を安定させるためには本文の中でもお伝えした通り、様々な収入源をうまく組み合わせることが必要になってきます。（しつこいようですが、あくまで集客の入り口自体は絞り込んでおく必要があります）長くビジネスを続けていくためにも、何で収入を得ていくのかということを事前にしっかりと検討するようにしてください。
