今回は不動産ビジネスの欠点についてご紹介します。

不動産ビジネスは稼ぎやすい非常に魅力的なビジネスではありますが、その反面、取り除くことが難しい欠点もあるわけで、実際に取り組むかどうかを判断する際には欠点が自分にとって、許容できるものであるかどうかを確認しておく必要があります。

これから不動産ビジネスに取り組むことを検討されている方は是非、最終的に決断される前に、この記事を通して不動産ビジネスの欠点について確認しておいて下さい。

私の考える不動産ビジネスの特に大きな欠点は以下の3つです。

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1.営業ストレスが大きい

不動産屋さんの場合、扱うものが高額なだけに、お客さんも神経質になりやすく営業活動にともなうストレスが大きくなりがちです。

ちょっとした言葉の不足や誤解から「そんな話は聞いていない」といったことを言われてしまうようなことも、よくあります。
また、仲介取引の場合には、共同仲介をする相手方の不動産屋さんや、その先にいるお客さんの意向までも汲みつつ、取引を進める必要があるため、自社の直接のお客さんとの間で板挟みになってしまうこともしばしばです。

実際、私自身もそうでしたが、ややこしい取引が重なると、あれこれと考え出して夜もゆっくり眠れないような状態になってしまったりもします。
そういった意味では不動産屋さんはストレスに強い人向きのビジネスと言えるかもしれません。

私のように神経が細く、あれこれと先回りして心配しやすいタイプの人は、儲かりやすいという理由だけで不動産屋を選ぶべきではないと思います。

まっちゃん先生

営業ストレスを減らす方法を一つお伝えしておきます。 難しそうなお客さんは、最初からなるべく追いかけないようにしましょう。 昔から「触らぬ神に祟りなし」というじゃないですか(笑)。 ストレスフルなお客さんの対応に追われて、良いお客さんへの対応が不十分になったりすることがないよう気を付けて下さい。

2.クレームが大きくなりやすい

クレーム

では、法律を順守して、不動産屋さんとしてやるべきことを100%やっていれば、それでクレームが発生しないのかと言えば、残念ながらそうではありません。
扱っているものが、ものだけにお客さんの側もこちらに非がないことが頭ではわかっているような時でも、感情のレベルでクレームを入れてくることがあるからです。

もちろん、こちらに非がない場合には、毅然とした態度で対応できない旨を伝えるしかないのですが、その場合にも、クレーム対応に膨大な時間と労力を費やしなければならないのは確かなことですので、この点についても覚悟をしておく必要があります。

まっちゃん先生

そう言えば、当方の仲介で中古戸建を購入して下さったお客さんから、幽霊が出るからなんとかしろと言われたことがありました。 一応、売主さんにご相談したところ、「家で亡くなった者もいない」ということだったので、その旨をお伝えしたところ、「じゃあ、この中年の男性はどこの誰なんだ」と言われて本当に困り果ててしまいました。 結局2ヶ月間ぐらいは2~3日に1回ぐらいのペースで電話をかけ続けて来られていたと思います。

3.他の不動産屋さんと関わらざるを得ない

どんなビジネスの業界でもお客さんに対して不誠実な対応をしているような事業者というのは、少なからず、いると思います。
この点については不動産屋さんの業界でも変わりはありません。
(一般的なイメージでは不動産屋さんの業界は不誠実な事業者が多そうに思われているかもしれませんが、様々な法整備が行われた現代においては、他業界に比べて、それほど、突出して不誠実な事業者が多いわけではありません。)

ただ不動産屋さんの業界の場合は事情が特殊なのが、そういった不誠実な事業者と共同で仕事をしなければならない場面が多いということです。

たとえば健康食品業界であれば、たとえ実際には何の効能もない詐欺的なサプリメントを販売しているような事業者があったとしても、自社がきっちりとした商品だけを販売していれば、いいだけですから、不誠実な事業者が存在することの影響を受けることはありません。

しかし、不動産屋さんの場合、そういった不誠実な事業者とも仲介取引などを通じて関わらざるを得ないことが普通にあります。
つまり、自社がいくら法律を順守して適切に業務を行いたいと思っていても、仲介取引などを通じて、不誠実な事業者と関わるようなことがあれば、意図せずトラブル含みの取引に巻き込まれてしまうようなことが十分に起こりえるのです。

以上が私の考える不動産ビジネスの特に大きな欠点です。

「それぐらいのこと、へっちゃら」と思える方は躊躇なく不動産屋を始めて下さい。
あなたは間違いなく不動産屋でバンバン稼げる人です。

逆に「これは、ちょっと、辛いな」と思われた方は慎重に考えて下さい。
いくら儲かっても、仕事が嫌でしょうがなくて、幸せの総量が減ってしまうようでは、どうしようもありませんので。

あなたに合った道を選択して下さいね。

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